今日は退院したら行きたかった場所、カフェ鈴木へ。
カフェ鈴木は大学生時代バイトしていた本厚木のカフェです。
店主の鈴木さんは第二の父と言ってもいいぐらい、真面目な話もすれば馬鹿な話もしたし怒鳴り合いの喧嘩もしました。
私にとってはここでバイトができた事がとても誇りだったし、価値観がガラッと変わった場所です。
今思い返すとあそこで過ごした時間は、ぼんやり暗くて、暖かくて穏やかで、夢の中にいたような感じ。
自家焙煎しているので入った瞬間の珈琲の香りが凄くて、バイトが終わるとバイト着に珈琲のいい香りが移っていたり、夏と冬とで香り方が違うので季節の変わり目を感じた事がいい思い出。
マスターは武蔵美卒で、いかにも芸術系といった感じの、ちょっと変わっていて面白い人です。
とにかく拘りが強くてお金に糸目をつけない、そんな人。
建築も服も音楽も写真も本も食べ物も、主に芸術方面で積極的に情報を取り入れては話をしてくれました。
奥さんはカフェ鈴木に近い場所でブティックをしている、小柄で綺麗な人でした。
夫婦で可愛がってもらったけど、私が大学4年生の時だったかな、奥さんは子宮頸がんで、肺にもがんが転移し、亡くなりました。
前は3ヶ月に1度ぐらい通っていたけど、今はもう気づけば1年に1度訪れるぐらい。
いつも久しぶりに会うと覚えていてくれてるかなー、なんて不安になるけど、鈴木さん!と呼ぶといつも通りゆかちゃん、と呼んでくれる姿にほっとします。
お店が暗すぎるので、入って相当近づかないと気付いて貰えないw
病気の話をする時泣きそうになってしまった。驚いていたけど絶対大丈夫だよ、と何度も言ってくれました。
バイトの男の子を交えてだらだら3時間程お喋りして、退院したらまた来ますと約束して出てきました。
あとはその後うちの会社で扱っているドイツ製ノンコイルベッドに似た商品が他社で出たというので体感しに行き、、
それと、この間退院した日の帰りに母がピンキーリングを買ってくれたんですが、
左手小指につけると、変化を呼び込む、チャンスを引き寄せるのに効果的らしい。
大切なお守りです。
身につけていられる物があると心強い。
今まで頑張ったご褒美と、これからの手術と治療頑張るぞ、という気合いを込めて今日は前々から気になっていたNOJESSでもう片手のピンキーリング探し。
予めネットを見て目星をつけていたものの迷う迷う。。試しにはめて外してを繰り返してたら指がパンパンになりました。
因みに候補に選んでいた物
買ったらすぐ欲しい派、今回は特に入院前には持っていたいという気持ちがあったので、サイズ在庫切れの2番目は除外。
1と3で迷いましたが結果これに。
シンプルな方が服には合わせやすいんですけどね、1つで華やかだし植物モチーフ好きだし。
右手小指につける意味は幸せを逃がさない、らしい。
右手中指の「邪気を払う」もいいな、と思ったんですがピンキーリングの方がかわいいかなと。。
次の手術が終わって退院したら、ご褒美に他の気になっているブランドを覗いてみようかなーと思います。